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「ときどき」「まれに」「ごくまれに」結局何%なの?

投稿日:2021-12-22 / 更新日:

2023.5を持ちまして記事の更新を終了しました。約2年弱の間 Rionブログを見ていただき本当にありがとうございました。

はじめに

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みなさんこんばんはRionです。
今回の内容は、ドラクエタクトの情報をキャッチ出来ている中級以上のタクターは知っている内容だと思うので、初心者タクターに向けての記事になります。

ドラクエタクトをやっていると、状態異常やデバフが付与されるとくぎに「高確率で」「ときどき」「まれに」「ごくまれに」という記載があるのをみなさん目にしていると思います。

※デバフとはステータスを下げること全般を指します。

一応、それぞれに確率が定められているのですが、記載からは何%なのかが分からないんですよね。
今回の記事は、このことについて解決できるような内容になっていますので是非見て行ってください。

表記と成功率について

さて、このとくぎ記載についての問題ですが、検証した方が既にYoutubeにいますので、今回はこの結果に全乗っかりの記事になります。

先に上記のみつきよさん動画を見ていただくと分かりやすいと思います。
状態異常(デバフ)の成功率は以下の計算式で表されます。

状態異常成功率 =
(基礎成功率 + 強化上昇分) x (耐性倍率耐性上昇分)

計算式から分かるように状態異常の成功率は4つの要素によって決まるわけですね。

基礎成功率

▼とくぎ表記と成功率

表記 成功率(約)
高確率で 60%
ときどき 40%
まれに 20%
ごくまれに 10%

上記の表が基礎成功率となります。

特技強化による確率上昇

また、特技強化すると付与確率がプラスされたりします。これが計算式の強化上昇分にあたるのですが、実はこれがやや複雑です。

プラスされる値もとくぎの種類によって変わってきます。
以下の3パターンのとくぎがあり、そのパターンによって特技強化と付与確率の上昇値が変わります。

①1種類の状態異常を付与するとくぎ
例:ラリホー、メダパニ、魔界の霧など

②2種類の状態異常を付与するとくぎ
例:お休み提灯、死の吐息など

③ダメージを与えて状態異常を付与するとくぎ
例:ナイトメアブレス、ボミエアタック、ジゴスパークなど

▼特技強化と確率上昇値の関係

特技強化値 1種類の状態異常を
付与するとくぎ
2種類の状態異常を
付与するとくぎ
ダメージを与えて状態異常を
付与するとくぎ
+1 +2% +1% +0%
+2 +4% +2% +0%
+3 +6% +3% +0%
+4 +8% +4% +0%
+5 +10% +5% +0%
+6 +12% +6% +0%
+7 +14% +7% +0%
+8 +16% +8% +0%
+9 +18% +9% +0%
+10 +20% +10% +0%

ダメージを与えるとくぎは、追加で状態異常やデバフを付与する効果があっても、特技強化によって伸びるのは与ダメージなので、いくら特技を強化しても付与確率がプラスされることがないという点に注意しておきましょう。

また、2種類の状態異常を付与するとくぎには例外(おそらく1例のみ?)があります。
オルゴデミーラが習得するデビルズハートでは、2種類のうち片方の効果だけに確率がプラスされるのが確認されています。

▼【例外】デビルズハート+10の強化上昇

この問題は勇者姫アンルシアが実装された時にも話題になりました。

勇者の光が、ときどき休み+ときどき被ダメージ上昇と、上記デビルズハートに非常に似ているとくぎであり、休みの成功率が上がらないのではないかという声が上がっていました。

しかし、結果は下記画像のように原則通りとなっています。

▼【原則通り】勇者の光+10の強化上昇

おそらくデビルズハートについては、運営の意図しないミスだったのではないかと思われます。

状態異常耐性について

続いて状態異常耐性についてです。

状態異常耐性というのは、状態異常にかかりやすいかどうかの数値になります。
基本的には超弱点/等倍/半減/無効の4パターンとなっている場合が多いです。

●超弱点は2倍(200%)、等倍は1倍(100%)、半減は0.5倍(50%)、無効は0倍(0%)が計算式における耐性倍率として、確率計算時に乗算されます。

また、耐性上昇分については、休み耐性+30%の防具であれば、元々の耐性倍率の数値から0.3倍(30%)減算した数値を新たな耐性倍率として計算します。

同様に、開花特性で休み耐性+10%を習得した場合には0.1倍(10%)を減算します。

ちなみにデバフについては、耐性というものが存在しないのでつねに等倍です。

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えー、難しくてわかんないよー

このあたりも、ちょっと複雑ですよね。

では、具体的な例題をいくつか解きながら勉強していきましょうか。

基本例題

<例題1>
眠り等倍の敵に
ラリホー(敵1体をときどき眠らせる)を使用した時の
眠りに出来る確率は何%ですか?
※ただし、ラリホーの特技強化はされていないものとする。






<例題1の解説>
「ときどき」は前述のとおり40%です。また、敵が眠り等倍なので1倍です。
成功確率 = 40 x 1 =40[%]
となりますので、眠りに出来る確率は40%です。




<例題2>
超弱点の敵に
死の吐息+5(範囲内の敵全てをときどき眠り、猛毒にする)を使用した時の
猛毒にできる確率は何%ですか?






<例題2の解説>
「ときどき」は40%です。また、死の吐息は「2種類の状態異常を付与するとくぎ」にあたりますので特技強化+5で+5%されます。そして、敵が毒超弱点なので2倍です。
成功確率 = (40 + 5) x 2 =90[%]
となりますので、猛毒に出来る確率は90%です。




<例題3>
混乱超弱点かつ開花特性で混乱耐性+10%を習得済みの敵に
惑乱の息+10(範囲内の敵全てをときどき混乱、まれに幻惑にする)を使用した時の
混乱に出来る確率は何%ですか?






<例題3の解説>
「ときどき」は40%です。また、惑乱の息は「2種類の状態異常を付与するとくぎ」にあたりますので特技強化+10で+10%されます。そして、敵が超弱点なので2倍、開花特性で-0.1倍です。
成功確率 = (40 + 10) x (2.0 - 0.1) =95[%]
となりますので、混乱に出来る確率は95%です。

複数回攻撃をするとくぎについて

さて、ここから更に踏み込んでいきたいと思います。

デバフを付与するとくぎの中には複数回攻撃をするものがあります。

例えば、以下のような特技があります。

●メッタ斬り(アームライオン等)
「敵1体に威力60%の物理ダメージを3回与える 守備力をときどき下げる(効果3ターン)」

●魔神の絶技(ダークドレアム)
「範囲内の敵にランダムで威力75%の物理ダメージを5回与える 守備力をまれに下げる(効果3ターン)」

これらの特技は攻撃1回1回にデバフにする判定があるため、思ったよりも付与できる確率は高くなります。また、運が良ければ一度で2段階以上のデバフが付与できることもあります。

というわけで、このあたりはまだまだ難しいと思うので、気になった方は勉強してみて下さい。

最後に応用問題として、いくつか出して終わりにしようと思います。

応用例題

<例題4>
メッタ斬り(敵1体に威力60%の物理ダメージを3回与える 守備力をときどき下げる 効果3ターン)を使用した時の
1段階以上の守備力デバフが入る確率は何%ですか?

ヒント:まずはデバフが入らない確率を求める。




<例題5>
魔神の絶技(範囲内の敵にランダムで威力75%の物理ダメージを5回与える 守備力をまれに下げる 効果3ターン)を敵1体に使用した時の
2段階以上の守備力デバフが入る確率は何%ですか?

ヒント:なし(自力で頑張りましょう!!)




<例題6>
絶望の爆炎(範囲内の敵にランダムでイオ属性の呪文中ダメージを5回与える 呪文耐性をまれに下げる 効果3ターン)を敵2体を巻き込んで使用した時の
敵2体どちらにも1段階以上の呪文耐性デバフが入る確率は何%ですか?

ヒント:筆者も分かりません(数学得意な人 コメント欄で待ってます)。




おわりに

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今回はとくぎの成功確率の用語について記事にしてみました。応用問題については興味がある方は各自計算してみて下さいね。それでは!

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